■ - Vol14. Sarsiとドリアン -

Cienの家まではトライショーというお花がいっぱい飾られた人力車に乗っていくことになった。
マレーシア人のおじちゃんがえっちらおっちら自転車をこいで運んでくれるのだが、途中大きな坂があって これは無理じゃないかなぁ、どうするんだろうと思っていたら、案の定「降りてくれ」と言われ、 3人で歩きながら坂をのぼった。

人力車に乗れるところって、かなり珍しいと思うので、 珍しい体験としてはおすすめ。
ただ、おじちゃんのえっちらおっちらこいでいる姿を見ていると 罪悪感があって、気分爽快とはいかないけど。。。
なんかちょっと私何様?って気分になる。

さて、家に着くとバスでずっと一緒だったCienのいとこのLucinが待っていた。
何か飲む?と聞かれ、スプライトかSarsiがあるけどと言われたので、Sarsiって何?と 聞くと、見かけはペプシ似の見たことない飲み物だったので、珍しもん好きの私としては 迷わずSarsiをもらった。
が、社交辞令でもおいしいとは言えず、いくらがんばっても、 全部飲める代物ではなかった。。。
表現するとコーラにマキロンをいれた感じ。

しばらくすると、お父さんがドリアンを買って帰ってきた。
これがまた、すごかった。
実はCienはドリアンが大嫌いらしく、お父さんが「食べてみるか?」と言うと逃げ回って いた。日本の納豆のように好きな人と匂いかぐのもイヤって人とふたてにわかれるらしい。
Cien以外は全員「おいしい、おいしい」言いながらむしゃむしゃ食べていた。

肝心な食べたがっていた私は。。。
一口食べて「あ、」以上の言葉はでなかった。
究極の選択で、ごみ味のドリアンとドリアン味のごみどっちを食べるかというのがあったとしたら、 どっちも一緒じゃん!とつっこみを入れたくなる味。
納豆好きな国民に言える権利はないかもしれないが、においも強烈だった。

ただ、私は子どものとき納豆は大嫌いだったが、15歳のときに突然好きになったので(大人になった ということ?)、ドリアンもマレーシアに15年住んだら、15年後好きになるかもしれない。
その後、お母さんも帰ってきて、みんなで近くのインド系マレーシア人がやっている屋台みたいな ところにマレーシア料理を食べにいくことになった。

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