■バラの街ポートランド

さて、NYから国内線に乗りオレゴンのポートランドへ。
ここは中1日だけの滞在だったが、この短い旅で町の人のあたたかさを 知ることとなるちょっとした事件が起こるのだった。
ポートランドは、実は留学予定の町だった。

アメリカはなにせ50州もあるので、いろいろな 候補地が浮かんだが、最終的に決めた理由はポートランドは“City of Roses”と呼ばれ 6月のバラのシーズンにはローズフェスティバルが開催される。
人が良いと評判で、見事なローズガーデンがあるというのが決め手となった。
しかしながら、学校にも申込み、航空券も買ってあとは学生ビザがとれたら 行くだけの状態のときに、アメリカ大使館から届いた手紙には、 「日本に強いつながり(たとえば学生で休学中の証拠として学校からの休学証明や、 社会人の場合は会社からの休職証明、または結婚をしていて配偶者や 子供が日本にいるなど)がないため残念ながらビザの申請を受理することはで きませんでした。」という内容の手紙が入っていたのだ。
うわさによると、新しいアメリカ大使館の大使館長が日本人嫌いで、留学したまま アメリカにそのまま居座り日本へ帰国しない日本人を減らすための対策で このときめっきり学生ビザをとるのが難しくなってしまったと聞いた。
とはゆえ、実際に学生ビザをとれなかった人はそんなにいないらしいのだが、 私は、午後にバレエを習いたかったたため、パートタイムの学校を選んだのが 午後働く可能性が大と見られた上に、逆効果なことをいっぱいしてしまったのだった。

もはや、縁がなかったとしかいいようがない。
元々アメリカへ留学するつもりが、 オーストラリアへ行くことになり、その後今度こそアメリカへと思ったら、 フランスへ行くことになり。
絶対にアメリカへは住めない運命。。。

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