■1ドル札とそっくりな10ドル札

ユースホステルへ戻るためバスへと乗った。
バス代は1ドルだったが 10ドル札しかお財布になかった。
運転手さんが見ていたのでおつりが出ないのなら 何か言うだろうと思い、10ドル札を入れた。

すると。。。 おつりが出てこない。
運転手さんに、言うと「えっ!10ドル札を入れたのか?おつりは出ないんだよ!」 と言うではないか。
ええっ、いまさら!「何で言ってくれなかったんですか?」 (あんた、今見てたじゃないのよぉ~!← これは心の中の言葉。)と運転手をせめると、実は運転手は 絵に描いたような善人。

「すまなかった。1ドル札に見えたんだ。本当に申し訳ないことをした。。 一度入れてしまったお金は車庫に戻るまで取り出せないんだ。」 とめちゃめちゃ申し訳なさそうな顔で困り果てている。
確かに、アメリカのお札というのは1ドル札から100ドル札までみんな同じ 大きさな上、印刷も緑でなんだか似ている。
運転手さんを責めるよりは、造幣局を責めたい感じ。

しかも、この21世紀に釣銭でないってどうゆうこと?と思ったら、 どうやら犯罪大国アメリカでは、釣銭が出るようになっていたり、入れたお金が 簡単に取り出せるようになっていると強盗に狙われるため、その対策で お釣りを出さないシステムにしているとか。 運転手さんは 「住所を教えてくれたら、会社に戻って手続きをしてお金を郵送できる。 自分が気がつかなかったのが悪かった。本当にごめん。」 とうなだれている。

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