とめきちさんが、どんぐりをあつめて家に帰ろうとすると、そのたぬきはあとを
ついてきました。
家につき、とめきちさんがごはんをあげると、そのたぬきは次の晩どんぐりの実を
口いっぱいにくわえて、とめきちさんのところへやってきました。
以来、毎晩どんぐりやもみじの葉をとめきちさんにもってくるようになりました。
とめきちさんは、たぬきにポチという名前をつけました。
そしてすっかり親友になりました。
とめきちさんはポチのもってくるもみじの葉をお茶わんにうめこんで焼き、
お店にだしました。
お客さんは、それをとても気に入って買っていきました。