■ - Vol20. 地獄へようこそ -
バックパッカーに入ると、フロントは24時間体制らしく、ヨーロッパ人のバックパッカーたちが
ラウンジに数人いて、やっと、これで人生最後の日にはならずにすんだのだという安堵感でいっぱいに
なった。
シンガポールの小汚いバックパッカーとは違って、見慣れたユースホステルと似た感じの
雰囲気がただよっていたので安心した。
フロントの人には今ドミトリーしか空きがないと言われたが、泊めてもらえるだけで
ありがたいという感じだったので、ドミトリーに泊まることにした。
しかも1泊12リンギット。
360円といったところ。
さて、部屋の鍵を開けて、「げっ」と思ったのが、なんと男女共同のドミトリーだった。。。
ドミトリーは泊まったことあったが、男女共同だけは避けてきたのだが、もはや生きるか死ぬかの瀬戸際をくぐりぬけてきたところだったので、この際もうなんでもいいや
という気持ちにもなる。なにせ殺されずにすんだのだ。
ところが、これが地獄への入り口だったのだ。
やはり、今日が「人生最後の日」だったか。。。
と思わざるをえなかった。