絵本の国

そして とうとう チャトランが ホワイトと いっしょに くらせる日が やってきたのです。

その日は 朝から とてもさむく おひるになると チラチラと 雪がふってきました。

それでも チャトランは じっと外で ホワイトが でてくるのを まっていました。

すると ホワイトの おうちのドアが あきました。

でてきたのは おばあさんでした。


おばあさんを見ると チャトランは たちあがって くるりと うしろをむき

雪のふる中を あるいていこうとしました。

おばあさんは 立ちさろうとする チャトランを だきあげて 言いました。

「何してるの!まったく、こんなさむいのに。 はやく おうちの中に はいりなさい。」

そして そのまま チャトランを おうちの中へ つれていきました。

それからというもの チャトランと その子ネコたちも おばあさんの おうちの家族として

おうちの中で いっしょに くらせることに なりました。